みっちゃんの営み

会社員を辞め「やりたいこと」をやって生きてくまでの道のり。36歳┃デザイナーとして10年会社勤め→退社→🇦🇺留学→帰国┃フリーランスデザイナー・バーテン・シェアハウス運営・デザイン学校通学・英語勉強・ボランティア┃日々の葛藤を書いてます。

今してること(2019年8月「思想」編)

気が付けば夏も終盤。ブログの更新も前回から1カ月が空いてしまいました。

自分が進んでる道に足跡を残すように、Twitterにはちょいちょいにポストしているのだけど、ブログは書くのに時間が必要ね。

でもブログを書いてないと、船から投げ出された宇宙飛行士のような気持ちになる。自分が何のために今、これらをやっているのか、そしてどこへ向かおうとしてるのかが分からなくなって、とっても不安になっちゃうんよね。

しかし、実際に宇宙で船から投げ出されたら、もっと絶望だろうけど。まぁ、とにかくそんな感じ。


さて、留学から帰国して5ヶ月。金銭的には低空飛行を維持しながらも、試行錯誤を経て、うまーくパズルがハマってきたなぁという今日この頃。

日々、色々やっているのだけど、向かう先は一つで「自国の良きところを自覚して日本人として誇りを持つ」ことが目的。そのために今、世界に類を見ない日本のポップカルチャー(アニメ、マンガ、ゲーム)に着目していて、今までの自分のキャリアとの交点から、ロゴデザイナーなることを決意した。

色んな運が重なって、なんとかその業界に身を置くことができ、日々吸収中、な感じです。


今まで、デザインの仕事に長く関わってきた中で、作り手のバックグラウンドにないものは、モノとしてできたときに弱いと感ずることがあって。

これまでは、イメージを具現化できることが、デザイナーに求められる仕事だったので、それでよかったのだと思うのだけど、消費者の成熟とテクノロジーの進化で誰でもある程度のモノはそんなにお金もかけずに、作れる時代になったんだよね。

下手したら、デザイナーでなくても、デザインしたいもののバックグラウンドを持ってるアマチュアの方が的を射たいいモノが作れてしまう場合だってあったりする。

正直デザイナーというプレイヤーからは身を引こうと思っていた。どんなものでもある程度デザインできるというよりかは、スキルが浅くとも、デザインしたいモノのバックグラウンドを持っている人にデザインをお願いして、ディレクションして整えてあげた方が結果として深いもの、今の時代に求められるクオリティーが出せるという実感があったからだ。


しかし、生計を立てるためにデザイン以外にも色々な職人の下で、様々な仕事を経験した中で、自分のキャリアは活かした方がいいことに気がつかされた。

スキルというものには2種類ある。一つは表面的スキル、そしてもう一つは感覚的スキル。

後者ってのは、時間と経験をかけなきゃ育たない。近道はない。大きな失敗と小さな成功の積み重ねで育つ。
そしてそれは、感覚として定着してくるものだから、やがて意識して考えなくともできるようになっていくもの。

そんなスキルの存在に気がついた。

自分にとってデザインは、そこまで行き着いてのわけだから、勿体ないよなぁと思ったわけです。

では、ロゴデザイナーになるために何を磨くべきかとすれば、バックグラウンドなワケで、そんな理由で毎日アニメを観て、秋葉原の店頭に立ってオタクたちと接して彼らの話を聞いて、商品を見まくり、今まで触れてこなかった作品に触れている。

もちろん、自分の目的のためではあるものの、純粋に楽しんで全部やってる。もう、めちゃくちゃ楽しい。深く知れば知るほどに。

特に人。人から得られるものは大きくて、好きな作品に対する熱量ってのは、なんとも言葉として、文として表すには足りない気がして。やっぱり直接見て、聞いて共に感動すること。そしてその空気を肌で感じること。それがすんごく大事。

こういった、感動の芯の部分をカタチにして、世に出すことが今、デザイナーに対して求められていることなんじゃないかなーと思ってる。

 

はい。

そして、こう日々得られる刺激を、カタチとしてより高いクオリティーで表現するために、表面的なスキルもまだまだ磨く必要があるので、それはデザイン学校に通って自分のスキルにエッジをかけている感じだ。

なんだか、モリモリの近況報告となってしまったが、とにかく楽しくやれています。


ただ、帰国後の予期せぬ税金の徴収等で、金銭的にマズイことになっているので(笑)お金に繋げていかなきゃなぁーというのが、大きな大きな課題。