「クリエイターとクライアントをつなぐ クリエイターズミーティング」開催の動機
先日、「クリエイターとクライアントをつなぐ クリエイターズミーティング Vol.1」たるものを11月16日(土)に開催することを唐突にSNSで告知させていただきました。
その概要はイベントページに記載させていただきましたが、このブログでは、なぜそのイベントをやるに至ったか?その動機について書かせてもらいたいと思います。
端的にいうと、「少しでもお互いを知っている中で仕事をした方が、よりよいパフォーマンスを発揮できるだろう」ということがその動機になります。
現在、数々のクラウドソーシングサービスが現れ、フリーランスとして仕事を始めやすくなったかのように思います。
確かにうまく活用することもできるでしょう。
自分も会社員という枠から離れ、フリーランスとなったとき、早速登録をしました。
しかし、何名かのクライアントの案件を眺めたり、提案をしてみたとき、ものすごい違和感がありました。
活字で書かれた各々の案件に対して、一言二言添えられたテキストと合わせて画像が添付されている。
そして、おまけに他のクリエイターのラフ案も公開されてしまっている。
仕組みとしては大変合理的かもしれません。
が、しかし互いにものづくりに対する熱が感じられなさすぎではないでしょうか?
自分はこれまでのデザイナー、またはアートディレクターという立場のキャリアにおいて、いかに先方の頭の中にあるイメージを具現化するかを考えてきました。
完成に至るまで、何度もプレゼンを行った案件もあります。
やはり、その中で思うのは、クライアントは言語化できないものだから、また困っているのであって、そのモヤモヤしているものの解像度を上げ、どんなものを作ろうとしているのか、それに気付かさせる、というのもデザイナーの仕事の一つなんだと考えます。
そして、そこにお互いの熱が一番こもる部分ではないかと。
もう少し話が膨らむと、仕事の案件とは関係なしにクライアントと飯や飲みにいったりして、過去のことや将来のこと等々、色々とバックグラウンドを知れた人との仕事の方が、デザイナーとしてパフォーマンスを発揮できたことが多いと振り返って思います。
これは、なにもデザイナーという仕事に限ったことではないと思っていて、他業種の周りの友人の仕事を見ていても、誰かのためにと明確に思って行った仕事には良いものが宿っているように感じます。
他にも色々思うことがあっての、今回のイベント開催となりますが、その動機の一番芯の部分を書かせていただきました。
クリエイターの方も、そしてクライアントの方、またあんなことできないか?こんなことできないか?と日々奮闘しているアイデアマンの方。
もし、ご興味を持っていただけましたら、ぜひお気軽にご参加いただければと思います。
今回を皮切りに2,3ヶ月に一度、定期的に開催していきたいと思います。
クリエイターとクライアントをつなぐ クリエイターズミーティング Vol.1